自作TRPGの話「多島海域における地政学の話」
今回はあまり画像がありませんが、背景の説明などを書きたいと思います。
さて、二度にわたって登場する、女侯爵カリプソですが、彼女が暴君になっているのには、実は大きな理由があります。
それは、彼女が統治する国である南セシリアは、東に位置する大国ブラキア王国と、西側に位置するヴァステア帝国(かつては北セシリアと呼ばれていました)に挟まれているため、常に緊張状態を強いられています。それゆえに、過剰に軍備を増強する必要に迫られ、その結果として、民へ負担のしわ寄せがきているという状態です。そして、カリプソには大きな夢があり、それが南北セシリアの統一なのでした。
しかし、そこに反乱軍であるアリア率いる白狐という勢力までが現れたため、実は彼女はけっこう追い詰められているとも言えます。それでも威勢を保つことができているのは、潤沢な資金力ゆえでしょう。ただ、それは禁断の奴隷貿易に手を染めているためでもあります。プレイヤーたちは、その奴隷連行船から逃げたした冒険者、という設定です。
まだ地図ができていませんが、補給港でもあり冒険の拠点となる都市、クレマチス島がまたややこしい立ち位置にあります。この島の北部は、北方の大国の植民地となっており、本来の島の名前は、サン・クレオーニ島といいます。クレマチス島は北方民族の付けた名前であり、戦争には至っていませんが、彼らと現地の住民との軋轢が起きています。ただ、北方の民たちは、カリプソには協力的でもあるため、現在それ以上の侵略活動はなく、彼らから物資(特に武器や防具)の支援もあることから、比較的友好関係にあります。ただし、国と国との約束は、それほど無条件に信頼すべきでないと、カリプソが考えているのも事実です。
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冒険の初期においては、プレイヤーはカリプソと戦う意思を固める可能性が高いのですが、実情を知るにつれ、誰が正しいのか、そして誰につくべきなのか、それを考えさせるようなシナリオにしたいと思います。