宇宙探検にせよ採掘にせよ、食べ物と飲み物がないと、どうにもならないのが人間。
かといって、有人惑星での文明的な食べ物を、毎回買い出しに行けるとは限りません。そこで、たんぽぽ船長は、異星のジャーキーと蒸留水を主食とすることにしました。これは生えている植物から採取できるものから作れるため、実質無料ですし、量産できます。おいしいかどうかはわかりませんが・・・。
飲料水を作る、というか、生水を濾過して飲めるようにするために必要な薄膜は、植物から採れます。これを栽培することで、原生植生へのダメージを最小限に抑えることに成功。手当たり次第に植物をむしっていると、環境破壊につながるので、できるだけ栽培したかったのです。
薄膜は実はジャーキーを作るのにも使えるのですが、たぶん原生植物の持つ潜在的な毒素を、これで濾しているのではないかと思います。よくわからないですけどね。まあほかの惑星の植物を、人類の口に合うようにするには、こうしないとダメなのでしょう。
とにかく、これで食べ物の心配はなくなりました。一応のところは。
ただ、毎日同じものを、食べたり飲んだりしていると、さすがのわたしも気分が滅入ってくるので、たまにはテラブリューのマキアートでも飲みたいところ。
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さて、次は採掘の話。
母船を採掘船ドゥカティに改造したことで、あちこちの星を訪れては、鉱物を掘ったりしています。今のところ、そんなにお金になってはいないのですが、面白いです。ただ、鉱物やそれで作れる生産品を売るよりも、スペーサーや海賊を倒して戦利品を獲るほうが、やはり儲かります。ですが、わたしは傭兵や賞金稼ぎを生業にしているのではないので、平和的に生計を立てたいかなと思ったり。